ファンタジックな賢治童話の世界を体験


 宮沢賢治の童話を知る事ができる体験施設、童話村を訪ねてみました。

 施設の入り口は、「銀河鉄道の夜」でジョパンニとカンパネルラが銀河へ旅立って行った「銀河ステーション」からはじまります。

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 銀河ステーションの内壁には、これからファンタジーの世界へ旅立つイメージ画があります。

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 施設の全景は、ご覧のとおり
 入村は、無料のようですが、施設「賢治の学校」「賢治の教室」の利用は有料でした。

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 銀河ステーションを抜けて、右手には「月夜のでんしんばしら」が・・・。
              

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 村内には、色々なオブジェがあります。
 写真は、「石っコ賢さんと童話」と題したオブジェ。
 列車に乗っているのは童話の主人公たちで、左から「ジョバンニ(銀河鉄道の夜)」「ゴーシュ(セロ弾きのゴーシュ)」「紺三郎(雪渡り)」「カイロ団長(カイロ団長)」「チュンセ(双子の星)」です。

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 施設入口から賢治の学校までは、銀河トレインが走っています。
 この銀河トレインは、2代目なのだそうです。

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 「賢治の学校」全景は、ご覧のとおり
 のっぽになるゲートや階段を降りて、水の上流へ行く不思議な階段などが建物の廻りにあります。

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 それでは、お金を払って賢治の学校へ入ってみます。

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 施設内は、全部で5つにテーマ分けられており、普通に見学すると15分程度と言う事です。
 最初の部屋は、「ファンタジックホール」。 一面白の世界と、さまざまな形の椅子などかありました。

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 続いての部屋は、「宇宙の部屋
 宇宙をイメージした部屋は、真っ暗で四方から星をイメージした光が・・・。
 皆さん、この写真何に見えますか?

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 続いて、「天地の部屋」(写真省略)を抜けて、次の部屋は、「大地の部屋」です。
 部屋の中は、全体がぬいぐるみになっており、草花や虫が・・・。

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 最後の部屋は、「水の部屋」でした。 不思議感覚を体験するためには、実際に行ってご覧下さい。

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 屋外の施設として、「賢治の教室」があります。
 各勉強テーマ毎にロッジ風の建物で構成されていました。

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 勉強できるテーマは、全体で6項目で「石の教室」「鳥の教室」「星の教室」「動物の教室」「植物の教室」「森の教室」に分かれていました。
 写真は、その一例で石の教室内です。

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 壁には、色々な石の説明が・・・。

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 村内には、「森の店っこや」として売店もありました。

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 さて、ここからは、「賢治の学校」に展示してあった童話「注文の多い料理店」を一部紹介します。
 賢治の魅力にちょっとだけ触れて頂きたいと思います。

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 二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊の形をして、ぴかぴかする鉄砲を、担いで、白熊のような犬を二匹つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさした所を、こんな事を言いながら、歩いておりました。
「ぜんたい、ここらの山はけしからんね。鳥も獣も一匹もいやがらん。なんでも構わないから、早くタンタアーンと、やって見たいもんだなぁ。」
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 それはだいぶ山奥でした。案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。
 それに、あんまり山がものすごいので、その白熊のような犬が二匹いっしょにめまいを起こして、しばらく唸って、それから泡を吐いて死んでしまいました。
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「どうも腹が空いた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」
「僕もそうだ。もうあんまり歩きたくないな。」
 二人の紳士は、ざわざわ鳴るススキの中で、こんな事を言いました。そんな時にふと後ろを見ますと、立派な一軒の西洋造りの家がありました。
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 二人は玄関に立ちました。玄関は白い瀬戸の煉瓦で組んで、実に立派なもんです。
 二人はそこで、ひどく喜んで言いました。
「こいつはどうだ、やっぱり世の中うまく出来てるねぇ、今日一日難儀したけど、今度はこんな良い事もある。この家は料理店だけれども、ただで御馳走するんだぜ」
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 二人は戸を押して、中へ入りました。そこはすぐ廊下になっていました。その硝子戸の裏には、金色の文字でこうなっていました。
「ことに太ったお方や若いお方は大歓迎致します。」
 二人は大歓迎というので、もう大喜びです。
「君、ぼくらは大歓迎にあたっているのだ」
「ぼくらは両方かねているから」

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 ずんずん廊下を進んで行くと、今度は水色のペンキ塗りの扉がありました。その扉を開けようとしますと、上に黄色い字でこう書いてありました。
「当軒は注文の多い料理店ですから、どうかそこはご了承下さい」
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 ところがどうもうるさい事は、また扉が一つありました。
 扉には赤い字で、「お客さま方、ここで髪をきちんとして、それから履物の泥を落として下さい」と書いてありました。
 そこで二人は、綺麗に髪をけずり、靴の泥を落としました。
 ブラシを板の上に置くや否や、かすんで無くなり、風がどうっと部屋の中に入ってきました。
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 二人はびっくりして、扉を開けて次の室へ入って行きました。
 温かい物を食べて、元気をつけておかないと途方もない事になると二人とも思ったのでした。
 扉の内側に、また変な事が書いてありました。
「鉄砲と弾丸を、ここへ置いて下さい。」
 二人は鉄砲をはずし、帯皮を解いて、それを台の上に置きました。
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 また黒い扉がありました。
「どうか帽子と外套と靴をおとり下さい」
 扉の裏側には、
「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、その他金物類などは、みんなここに置いて下さい」
 と書いてありました。
 扉のすぐ横には立派な金庫も、置いてありました。
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 少し行くと、また扉があって、こう書いてありました。
「壺の中のクリームを顔や手足にすっかり塗って下さい」
 見ると、扉の前に硝子の壺が一つあって、中には牛乳のクリームが入っていました。二人は壺の中のクリームを顔や手足に塗って、大急ぎで扉を開けました。 すると、
「耳にも、よくクリームを塗りましたか」
 と扉の裏側にも書いてあって、小さなクリームの壺がここにも置いてありました。・・・・・

 お話は、ここから新たな場面へと進みます。
 おっと・・・、全部掲載してしまうと楽しみが無くなるでしょうから、続きは童話村へ行ってご確認ください。

場所 岩手県花巻市高松26-19
電話 0198-31-2211
営業 休村日 12月28日~1月1日まで
    開館時間 8時30分から16時30分まで
※ 入村は、無料ですが、賢治の学校や賢治の教室は有料です。
 例えば、入館料は「一般350円」、団体割引や共通入館料なども設定されています。

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